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「なぜ党内議論に参加しない」 小沢批判はお門違い
 08年決定の民主党「指針」入手

消費税増税に「断固反対」を唱え続ける小沢一郎元代表に対し、民主党内の増税推進派や大新聞テレビが「外野で反対するのはずるい」「なぜ党内議論に参加しないのか」と猛批判を繰り広げている。きのう(26日)発表されたFNNの世論調査では、わざわざ「小沢元代表は党内議論の場で主張すべき」という質問項目を設けていたほどで、「思う」という回答が89・3%にも達していた。“狙い通り”だろう。
だが、この批判、お門違いも甚だしい。党員資格停止中の小沢は、党の会議に出られない。そのことは、本紙が入手した民主党の指針にしっかり明記してあるのだ。

「党員資格停止期間中の権利制限等の指針」。08年9月1日に民主党の常任幹事会の決定を受け、同年12月24日に両院議員総会で承認されたものだ。党役職の解任や党内選挙の立候補の停止、党費の納入義務など、党員資格停止中の権利制限と履行義務が詳細に決められていて、そこには次のような記述がある。

会議出席権、議決権等
(1)処分を受けた党員は、処分期間中、党の機関会議への出席、発言、議決権行使の権利が停止される。
(2)ただし、各級党機関執行部は必要と判断する場合、会議の傍聴を認めることができる。

「そんな指針が明文化されているなんて知りませんでした。政府や執行部の増税推進派は、これを知った上で小沢さんを非難しているのでしょうか。悪意があるとしか思えません」(小沢グループ議員)

本来の党規約の党員資格停止の最長期間は6カ月。小沢はとうにその期間を過ぎている。党執行部は、小沢を消費増税議論のテーブルに本気で着かせたいのなら、まず座敷牢から出すことが先じゃないか。そんな気はさらさらないのに、出席できない会議に出ろと文句を言って、小沢を“悪役”に仕立て上げる。いつまでたっても、この党はレベルが低すぎる。