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帰ってきた外人投資家
きのうの黒田新体制の日銀政策決定会合で、まさかの大規模緩和が敢行され、日経平均株価はきのうの前場安値(1万2075円)から、深夜の先物取引の高値(1万3240円)まで実に1135円もの上昇になった。これには私も驚いたが、問題はこの黒田効果が、ゴールデンウィーク危機を払しょくできるかどうかである。

私は以前から、ゴールデンウィーク前後に大きな調整があると予想してきた。昨年11月以来、日本の株式相場はほぼ一本調子で上昇を続け、調整らしい調整がいまだに1度も起こっていないからだ。

もちろん、4月1日や2日、そしてきのうの朝もそれなりに大きな下げだったし、2月15日もケネディクスの急落をきっかけに不動産株が急落するなど、それなりの値幅調整は確かにあった。しかし、日柄調整といわれる時間軸の下げがほとんどない、スピード調整ばかりなのだ。

今日、商社や非鉄、鉄鋼など資源エネルギー株は急騰して始まったあと、下落して、結局、値下がりして終わる銘柄が多かった。このセクターの主力株は今日、年初来安値の銘柄が非常に多い。上海総合株価指数もおととい、年初来安値をつけているから、中国経済の影響が大きいこのセクターが安いのも致し方ない。

しかし、これまで5カ月近く調整らしい調整がなかったことを踏まえると、あまり日銀の大規模緩和ばかりに目を奪われているのも危険である。確かに、私が重点的に推奨しているノンバンクと不動産流動化関連、含み資産株は今日、新値をつけたものが多い。こちらはチャート面でも上値追いが続くパターンに見える。

要は、あまり楽観的にならずに、ゴールデンウィーク危機を警戒しつつ、材料のある株を個別物色していくのがよさそうである。ひきつづき、Jトラスト(8508)やNECキャピタルソリューション(8793)、イー・ギャランティ(8771)、アイフル(8515)、ジャックス(8584)、東京ドーム(9681)、東京機械製作所(6335)など、強力な材料を持つ銘柄群に注目している