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日銀の異次元緩和の猛威 PART3
北朝鮮のミサイル騒動に加えて、14日の淡路島の大地震が投資家心理を大きく冷やしたようである。きのうの朝には、私の住んでいる栃木でも震度3の比較的大きな揺れがあり、ベッドから飛び起きた。東京でも震度2の揺れがあったそうだが、肝を冷やした投資家がさぞ多かったことだろう。おまけに、夜の9時から放送されたNHKスペシャル「MEGAQUAKE」で、恐怖心が煽られた気がする。

今日の日経平均は220円安まで急落したあと、午後2時40分くらいには100円安くらいまで急速に戻していた。しかし、引け際10分で再び100円近く押し戻されてしまった。結局、208円安とほぼ安値圏で引けることになったが、今日で北朝鮮問題はいったん材料出尽くしになりそうだ。

地震のほうは、まだとても織り込まれたとは言えないが、余震の規模がそれほど大きくならなければ、徐々に安心感が広がっていくと思われる。蛇足だが、いま店頭に並んでいる写真週刊誌「FRIDAY」に私の記事が出ているので、ご参考まで。

地震については、確かに信用取引をされている方は、維持率を50%以上に引き上げるとか、担保の現金比率を増やすとか、同じ銘柄の2階建ては極力避けるとか、日経225ミニを空売りしておく、といった対策をとって、もしもの時に備える必要があるだろう。

しかし、現物でやっている人は、こういう時こそ押し目買いのチャンスである。信用で買っている人は、あわてて投げ売りする人も多いので、こういう時ではないとバーゲン・ハンティングは難しい。2年前の東日本大震災の翌日から、外国人投資家は日本株を買いまくって、結局、3月1カ月で1兆4000億円買い越した。今回のアベノミクス相場で、外国人投資家は12月に1兆5000億円、さらに3月にも1兆6000億円買い越してはいるが、あの日本中がパニックに見舞われた3月に、この超強気相場と同じぐらい買い越したわけだから、彼らの投資戦略は大したものである。

今日の相場で私が感心したのは、含み資産株の底堅さと、配当利回りが高い銘柄は前日比プラスで引ける銘柄が多かったことである。含み資産株では、東京都競馬が2円安、よみうりランドが5円安、東京機械が7円安など、いずれも小幅安で終わった。これまでの日経平均急落局面では、こうした含み資産株は短期間で急騰したこともあって、大幅安になりやすかったのだが、押し目買いがかなりの規模で入っていて、売り板よりも買い板の方が明らかに厚かった。

為替が大きく円高に振れている関係で、北朝鮮のミサイル発射リスクは大幅に低下したものの、輸出関連株の売りが継続すると予想されるので、日経平均は明日以降もそれほどの急反発は期待できそうもない。含み資産株やノンバンクの押し目は引き続き狙い目だが、目先は安全運転を心掛けていただきたい。