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日本株は一番底を確認したが油断は禁物
2014 年 2 月 10 日 by ヤマモト
日経平均株価は先週火曜日につけた1万4008円で、どうやら一番底を確認したようである。問題は、これだけ世界的にも大きな急落になった以上、二番底、三番底まで予想されることである。まだ傷の癒えていない投資家が大半なので、目先はリバウンド狙いの新規買いよりも、二番底を警戒すべき局面だろう。

今回の世界同時株安は、去年の5月の急落のように原因がはっきりしていないことが気持ちが悪く、投資家の不安感を増幅させた面がある。これについては、87年のブラックマンデーに非常によく似ていて、何が何だかわからないうちに株価が暴落してしまった。

しかしながら、どうやら今回の世界同時株安の最大の原因は「日本」であるような気がしてきた。最近、消費税増税後の今年4−6月期のGDP成長率の民間予測が出揃ってきたが、マイナス3%前後が中心値になりそうだ。中には注釈つきでマイナス5%と予測するところもある。

私が主張するマンション建替えラッシュやインフラ解体ラッシュは、これらの予測の中には織り込まれていないようだが、今回の通常国会で関連法案が成立しても、さすがにマンションに関しては住民の合意が必要だし、設計図も引き直さなければばらないので、実際に建替え案件が動き出すのは年末ごろからだろう。インフラの解体は、夏場ごろから本格化しそうである。

それでも4−6月期の大幅マイナス成長は避けられそうもないから、外国人投資家が日本株を投げ売りした面がありそうだ。しかし、マンションとインフラの建設・解体ラッシュは、関連法案の国会審議で次第に報道が増えてくると思われ、馬鹿なアナリストやエコノミストもそのシナリオに気づいてくるだろう。

そう考えてみても、まだ二番底、三番底を想定せざるを得ないので、やはりいまは生き残りモードで、無理をしないことである。もちろん、シコリの多い銘柄を中心にポートフォリオの入れ替えは積極的に行なうべきだろう