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米で「ねじれ議会」が解消、TPP交渉が加速か
2014 年 11 月 5 日 by ヤマモト

4日の米中間選挙は上下両院で共和党が過半数に達したようだ。これにより、「ねじれ議会」が解消して、以前から共和党が強力に推し進めているTPP交渉が加速するだろう。まずは今週末8日に北京で開かれるTPP閣僚会議で「お手並み拝見」と行きたいところだが、その結果がマーケットに反映されるのは週明け10日、11日の2日間に限られる。

というのは、以前も書いたが、11日火曜日(おそらく場が引けてから)にはTPP首脳会議が開催されるからだ。ここで大幅な進展がなければ、再びTPP交渉は仕切り直しということになる。個人的には、少なくとも「基本的要素合意」までは到達すると見ているが、交渉の行方次第では日本株の急反落もありえるので注意が必要だ。

前回取り上げたオリコは、火曜日に買い人気が殺到して12%高で始まったものの、ほぼ寄り付き天井になってしまった。今日はきのう賑わったアイフルやケネディクスなどが急反落する一方で、オリコは1円高ながらプラスを維持して引けた。オリコは基本的にTPP関連の主力銘柄の1つと見ているので、個人投資家やヘッジファンドなどの目先筋ではなく、機関投資家の腰の入った買いは11日のTPP首脳会合後に見られるのではないかと予想している。

もちろん、TPP交渉が大幅に前進することが大前提である。TPP交渉の最大のネックとなっていたのは、オバマ大統領率いる民主党だったので、選挙が終わった以上、TPPそのものに反対している最大の支持母体の労働組合や中小企業に過度の配慮をせずに交渉が進められるし、自由貿易を標ぼうする共和党が上下両院の過半数を握ったことで、逆に議会の圧力で交渉を進めることも可能になる。

TPPはアベノミクスを進める上での「錦の御旗」になるため、岩盤規制の緩和や国家戦略特区の推進になくてはならない武器になる。この点で、決算発表シーズンが終わる今月17日以降は、ノンバンクや不動産株をはじめとする規制緩和関連株が相場の柱に浮上すると私は予想している。

この意味で、今週から来週にかけては、ノンバンクや不動産株、医療関連株などの押し目を狙うチャンスにンなるのではないか。また、TPPが進めば、一段の円安も想定されるから、輸出関連株の押し目も狙い目だろう。