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今月中は連続で高値更新か PART2byyamamotosinn
きのうの当欄では「明日にも日経平均はITバブル時の高値どころか、96年12月の2万1067円を上抜けても不思議はない」と書いた。今日の日経平均の高値は2万952円なので、96年12月の高値までは65円足りなかったが、97年6月の高値2万910円は一時更新した。

TPP(環太平洋経済連携協定)妥結に不可欠なTPA(大統領通商一括交渉権)法案が今日上院で採決される、昨夜の審議打ち切り動議は賛成60、反対37でギリギリ可決しているので(動議可決には5分の3の賛成が必要)、今日の採決もほぼ同数の賛成が見込めるとすれば、楽勝で可決できそうだ(過半数の賛成で可決)。

ただ、オバマ大統領は当初、TAA(貿易調整支援制度)法案とセットでないとTPA法案には署名しないと宣言していた。なので、今日TPA法案が上院を通過しても、オバマ大統領は法案にすぐにはサインしない恐れがある。サインしなければ成立しないので、ここでもTPP妥結の日程が若干、後ずれするリスクは残る。

それでも、今月中にはオバマ大統領もサインせざるを得ないだろうから(議会の夏休みが近づいているので)、TPPの事務レベル交渉は一気に前進しそうだ。7月中の大筋合意(政治決断の一歩手前)は間違いないだろう。

そうなると、これまで常に一過性に終わっていたTPP関連株人気は、かなり長期化する公算が大きい。以前も書いたが、TPPは参加12カ国による緩やかな市場統合なので、日本のように外国企業による直接投資が異常に少ない国は、政府の規制緩和次第だが、かなり大きな恩恵を受けると見ていい。

メリットだけでなく、もちろんデメリットもあるのだが、金融、雇用、サービス、医療、不動産など、規制や許認可が多い業種ほどメリットの方が大きい。関連株の物色人気は次第に盛り上がってくるだろう。