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夜明け前が一番暗い PART2
日経平均は今日の午前中に一時30円高まであったものの、午後2時過ぎには120円安まで売られて、結局は49円安で引けた。ところが、ウクライナ危機の震源地とも言えるロシア株は今日1%以上高く始まった。現在、午前中の取引時間中ではあるものの、その後もプラス圏で推移しており、どうやらロシア株は先週末でいったん底入れしたような雰囲気である。同様に、フランス、イタリアの株式市場も日本市場とは裏腹に、今日は前週末比プラスで始まっている。

きのうのクリミアの住民投票の結果は、ロシアへの編入賛成が96%以上を占めたという。もちろん、反対派住民が投票をボイコットしたため、異常に賛成票の割合が多かっただけだが、こうなることは既に株式市場も為替市場も大方織り込み済みであって、次の問題はロシアに対する欧米の具体的な経済制裁がどこまで踏み込んだものになるか、である。

実際問題として、欧米諸国が発動できる経済制裁は、米国のケリー国務長官の威勢のいい制裁警告とは程遠い貧弱な制裁になりそうである。ロシア政府関係者の資産凍結やビザ発給の停止、軍事交流の無期凍結、武器輸出入の禁止などが有力視されているだけで、エネルギー貿易に関しては従来通りとなりそうな雲行きだ。

というのも、欧米石油メジャーがロシア国内に保有している油田やガス田の権益は膨大なものになっているし、三井物産や三菱商事など日本の資源大手でさえ、ロシア国内に持つ権益はかなりの額になる。東西の軍事衝突はおろか、ちょっとした経済制裁でも西側諸国が受ける影響は相当大きなものになる。ゆえに、米軍産複合体などからの圧力を考慮すると、ロシアはG8やG20、国連などの外交の場で村八分扱いするのがせいぜいではないか。

配当取りの買い需要もあるので、日本株は今日で三番底を打った可能性が高いと見ている。