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株、悪材料の出尽くし


 日経平均株価は今後1、2カ月は7500〜9200円前後でもみ合うだろう。国内外の景気・株価対策を支えに過度な下値不安は和らぎ、3月中旬からの反騰でいったん底入れしたと判断している。ただ米金融機関は資産査定の真っ最中で、金融問題が大きく改善したわけではない。米自動車大手の再建計画の行方も不透明で、この2つの課題に前進がみられるまでは不安定な展開が予想される。

 投資家が懸念しているのは、金融大手の損失がどの程度膨らむのかつかみきれないことだ。米政府の不良資産買い取りプログラムが最大1兆ドルの枠を準備したが、国際通貨基金(IMF)は世界の損失額を2.2兆ドルと推計している。額がさらに膨らむ可能性もある。大胆な政策対応が今後も必要に応じて取られると期待しているが、金融問題の先行きが読めないうちは本格的な新規資金の流入は期待しづらい。

 逆にいえば、金融機関の財務問題が前進すれば株式相場は本格的な上昇局面を迎える可能性が高い。今は市場全体が悪材料の出尽くしを待っている状況だ。目先は米金融機関や国内企業の決算発表、米自動車大手の再建動向など不安材料が残っているが、短期的な下押し局面は買いの好機ととらえたい。日経引用