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株、8000円台前半まで下げも カブドットコム証券執行役営業本部長 臼田琢美氏
日経平均株価は先月半ばからの急上昇で調整局面に入っており、今後8000円台前半まで下げる場面もあるとみている。企業決算や国内外の経済指標を通じて、実体経済の一段の悪化が食い止められる兆しが出てくれば、秋ごろまでに1万〜1万1000円程度まで上昇するのではないか。

 市場では景気の先行きに対する極端な悲観論が後退し、先月後半から投資家心理が改善しつつある。個人投資家に物色意欲が出てきているのが最大の変化だ。これまで個人は買い戻しが中心だったが、このところ循環物色的な動きも見られ、現物株、信用取引ともに買いが増えている。

 このムードが続くかどうかは企業の今期の業績見通し次第だ。最悪期は脱したとの見方がある一方で、大きく改善するとの期待感も薄い。日本株の割安感も薄れており、業績による銘柄の選別が進みそうだ。

 注目は新興国だ。中国やインドなどの人口大国で生活水準が向上し、衣服や医薬品といった日用品の市場が広がれば、幅広い銘柄に恩恵が及ぶだろう